地域の人々の思い


 柿生・岡上は、明治22年(1889)4月に施行された市制、町村制によって、柿生村外一ヶ村として誕生し、更に50年を経た昭和14年(1939)に川崎市に合併しました。そして、平成2年(1990)に誕生から100年を迎えました。しかし、時代の変遷と共に柿生・岡上地域は都市化が急速に進み、かつての長閑な風景は減少し、新たに第二のふる里として住まわれる方が多くなり、新旧住民が共に協働した街づくりが求められる新時代を迎えるに至りました。
 このような転換期に当たり、柿生・岡上に生まれ育った有志の方々により、誕生100年会が結成され、100年を祝い、今後の地域の発展を誓い記念事業を実施しました。
 事業の一つとして、変わり移る地域の昔の面影や歴史、物語等を郷土の無形物として後世に残すことが話し合われ地図を中心に郷土史として残すことにまとまりました。その郷土史は、(財)川崎新都心街づくり財団を事務局として、事業を進め発刊することになりました。